日韓の架け橋となった李秀賢さんの母親も参加 韓国鮮文大学
韓国におけるピースロードプロジェクトも始動! ピースロード韓国組織委員会とUPF-Koreaは5月14日、忠清南道牙山市にある鮮文大学の野外音楽堂で「ワンコリアピースロード2021 世界縦走団発団式(結団式)」を開催し、韓国ピースロードが幕を開けました。
ピースロードは世界平和と、分断国家の象徴である朝鮮半島の平和的統一を願い、世界各国の主要区間を自転車やマラソン、ウォーキングなどで巡るもので、世界約130カ国で行われています。
また、日韓のピースロードでは日韓友好もテーマに掲げています。特に今年は、東京・山手線のホームから駅に転落した日本人を助けようとして亡くなった韓国人留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さんの逝去から20周年を迎えました。
発団式はコロナ下における韓国政府の防疫指針を遵守して行われ、李明洙(イ・ミョンス)国会議員、黄善炸(ファン・ソンジョ)鮮文大総長、鄭泰翼(チョン・テイク)韓国外交協会名誉会長、李秀賢さんの母親である辛潤賛(シン・ユンチャン)LSHアジア奨学会名誉理事長、鮮文大の留学生約200人などが参加するなか行われました。
宋光奭(ソン・グァンソク)南北統一運動国民連合会長(=写真下)は開会の辞で「今年は朝鮮半島の平和と統一が世界平和と繁栄の礎石になるということを広めるとともに、李秀賢さんの崇高な犠牲精神を追慕することにより、日韓の和合にも寄与していきたい」と強調しました。
鄭名誉会長は、「外国からの留学生を多数受け入れている鮮文大で世界縦走団の発団式をすることは意義を感じる」と述べ、各国の留学生が朝鮮半島の平和のために縦走団に参加することに感謝の意を表しました。
2部の自転車縦走では、国内の自転車愛好家、鮮文大の留学生等で構成された国土縦走団約70人が鮮文大の野外音楽堂から出発。校内を一周し、世界のピースロード縦走の幕開けを知らせました。
韓国は8月1日から24日まで国土の南端に位置する釜山と麗水から2チームが出発し、韓国と北朝鮮の軍事境界線にほど近い臨津江に向かうルートを縦走する予定です。